なたまめは古来より漢方薬として利用されてきた植物です。
食用としてさやの部分を食べることもありますが、多くの薬効があるとされている豆の部分を利用して、
健康茶としても親しまれています。
なたまめ茶には、体の膿をだす効果があるとされ、歯周病や歯槽膿漏、蓄膿症に悩む方に好まれています。
また、血行促進や免疫力アップ、デトックスなどの効果も期待されているため、ダイエット中の方にも人気です。
このように、健康に良いとされているなたまめ茶ですが、
実はこの原料の「なたまめ」には強い毒性があるといわれているのです。
今回は、なたまめ茶の危険性や考えられる副作用などについてまとめてみました。
なたまめには毒性のある種類もある
なたまめ茶の原料となっているなたまめですが、
品種によっては強い毒性を持つものがあります。
特に、タカナタマメやタチナタマメという
品種の完熟種子には毒が多く含まれているため、
食べる事ができません。
また、食用とされている赤なたまめという品種の完熟種子にも、
実は少量の毒性があります。
これらなたまめの毒性は、
主にサポニンや有毒性アミノ酸のコンカナバリンAやカナバリン、
青酸配糖体などになります。
この毒性がある状態で食べると頭痛やめまい、
溶血作用、痙攣等につながることがあり、
重症の場合は呼吸困難などをおこして死に至る場合もあるのです。
なたまめ茶に副作用はある?
何も処理をせずそのまま食べると毒性のあるなたまめですが、
同じなたまめの中でも白なたまめという種類のものには
毒性がありません。
また、赤なたまめのような少量の毒性のある品種のものでも、
処理をすれば毒性は消えてしまいます。
主に水にさらす・煮る・炒るというような加熱処理を行えば、
毒などの副作用に対する心配はありません。
市販のなたまめ茶の場合は、
主に食用のなたまめを原料としていますので安心です。
さらに、豆は水に浸し乾燥させたものを、
粉末にして炒ってからティーパックなどに入れられて販売されています。
十分に処理をされて販売されていますので、
副作用に関しては心配はないのです。
飲むなら副作用の心配がないなたまめ茶を
体質改善や健康のために飲むものであれば、
やはり副作用の心配がないものを飲みたいと思う気持ちはある事でしょう。
なたまめ茶を飲みたいけれど、
どうしても副作用が気になる…というような場合には、
もともと毒性を含まないなたまめを使用したなたまめ茶を飲むと安心でしょう。
毒性が含まれているといわれているなたまめですが、
実は白なたまめという品種にはこれらの毒性が全く含まれていないのです。
どうしてもなたまめの毒性が心配な方は、
原料に白なたまめのみが使われているなたまめ茶を選ぶことをおすすめいたします。
品質管理の十分ななたまめ茶が安心
基本、日本国内で作られているなたまめ茶は、
なたまめをしっかりと処理加工して、
毒性がない状態にしたうえで作られています。
しかし、中には低価格ななたまめ茶の中には、
正しく処理をされていないような粗悪なものもあるかもしれません。
現時点では、市販されているなたまめ茶による副作用などの
被害は報告されていませんが、
毎日飲まれるものであれば品質管理が十分に行われている製品を選ぶことが大切です。
安さだけにとらわれて、粗悪ななたまめ茶を購入したりしないよう、
必ず安全性を確認するよう心掛けておきたいですね。
まとめ
なたまめ自体には毒性があるため、
ご自身でなたまめ茶を手作りする際には、
しっかりと処理をしたうえで楽しむようにしましょう。
市販をされているなたまめ茶については、
しっかりと処理されており、
副作用は全くないので心配はいりません。
しかし、安く売られているようななたまめ茶製品の中には
粗悪なものも含まれている可能性があります。
毎日続けるためには、コストの事も考えてしまうかとは思いますが、
安全性にも十分注意して購入したほうが良いですね。
食の安全性が求められる昨今、
販売側だけでなく買い手側にも安全性の確認が必要になりつつあります。
安心して毎日続けるためにも、
信頼できる会社の商品を購入するようにしましょうね。
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